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良くあるペア問題~気を付ける戦い方と必要な技術~

こんにちは!

かーちです(^^♪

 

この前の練習は中総体前と言うのもあって中学生の参加が多かったです。

普段参加率がいい子からあまり来ない子までたいそれた人数になりました。

大会前だから練習しなきゃって思うのはテストの前に一夜漬けするようなものですね。

 

さて僕が着くころにはサーブ練習を行ってました。

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この前の棚倉大会で改めて認識したのはサーブとレシーブの重要です。

強い子はファーストサーブで攻めれる、セカンドレシーブで攻めれるというのは前からもちろん思ってましたが大会があると改めて実感させられます。

初心者のうちはダブルフォルトをしない!入れる!でいいのですが勝っていくにはそれだけではだめです。

毎日のサーブ練習が大会のサーブに繋がるのでここは重要ポイントです。

 

昨日は低学年を見ることなく中総体前の中学生たちの練習へ。

一週間前ですが一週間前とは思えない仕上がりの子達も多数です。

何か月も前から言ってるのでやはり意識の高い子、そうでない子で見事に分かれました。勝つ子、負ける子の差がもろに出た感じです。

今週で引退する子もたくさん出て来ると思いますが残念ながらそれが勝負の世界。

これを何かの学習にして人生歩んで欲しいです。

 

まだ2年生などは気楽でしょうが今度は自分達の代になってきます。

そんな中、良くあるのがペア問題。

小学生の時からやってる子と中学校から始めた子と組むというのはどこでも良くある話です。ジュニア上り同士組めることなど稀です。

小学生で活躍した子が中学校で活躍できないのはそういったペア問題が背景にあったりします。

しかしそこに嘆いていてもなにも始まらないのでいかにペアを上達させるかに一生懸命になった方が建設的でいいかと思います。

良く小、中学生にあるのが矢印を他人に向ける事。

上手くいかない事を環境のせいにしたり他の人のせいにしたりと自分に矢印が向かない人が多いです。子供なので当然っちゃ当然なのですがこの時期から自分に向きあえて頑張れる人がいたら当然上手くなるよなと思います。

そこにいつ気付けるか・・難しいですが時折そういったことも伝えていきたいと思います。

肝心のペア問題ですがなにが問題化というと二人の実力が似たり寄ったりじゃないという所に問題が発生します。

ジュニア上りの子、そうでなく中学校から始めた子、もしダブル後衛で居たら当然ながら中学生から始めた子を狙うのがセオリーだと思います。

そうなると実質1対2になってしまいます。サーブ、レシーブ以外ボールが来ないまま試合が終わってしまいます。

ジュニア上りに関わらずこういったペア問題は結構どこにでもあるんじゃないのかなと思います。特に女子はダブル後衛が男子に比べて多いのでより一層この問題に直面します。

ではどうやって解決していくのか。

1,前衛、後衛に分けるいわゆる雁行陣を組む

2,攻める練習の前に守りの練習をする

 

まず1は分かりやすい形です。

繋げられる方、ジュニア経験者が後衛をやり、中学生から始めた方が前衛をやる。

今の中学生に1番多い形だと思います。男女問わずこの形が凄く多いです。

こうなる背景は色々あると思いますがなるべくしてなっているような感じです。

小学生は基本後衛から始めます。高学年になると雁行陣も出てきますが入りが後衛なので総じて後衛の方が上手かったりします。

そしていい試合になりやすいのが後衛が上手いパターンです。

圧倒的に上手い後衛と初心者の前衛、圧倒的に上手い前衛と初心者の後衛ではほぼ間違いなく前者が勝つと思います。試合でボールを触る機会が後衛の方が多いです。

チャンスを作るのが後衛の仕事。初心者では上手い後衛と打ち合うことは難しいかと思います。

レベルが高くなってくると前衛の差で試合が決まってきますが最初はひとまず正面ボレーと自分の方に来たボールを取れるようになると前衛は初心者でもなんとかなります。そこからのポジショニングや動き方は難しいので上手い前衛というのは限られますし実際今の中高生は前衛不足だと言われています。

まずこれがペア問題の即効性のある解決・・とは言わずとも緩和できる方法だと思います。

 

もう一つの2は強いボールを打てなくていいからミスを限りなく減らす、いわゆる守り特化型になる。

これは中学生から始めた子が最初に通るべき道だとも思います。特に1年生、2年生序盤はこれが出来れば案外勝っていけます。

ソフトテニスは極論ミスが無かったら負ける事はありません。勝つためにいかに相手をミスらせるかが大切な考え方です。

どんな速い球も短い球もミスなく相手に返し続ける。ここが最初に目指すべき所だと思います。特に女子はダブル後衛同士が多いのでこういった技術が大切になってきます。

女子の方が試合時間が長いのは1本1本が長かったりするからなのだと思います。

これは即効性はなくそういった練習を重ねることで身に着けていける技術になります。

乱打を1000本繋げる、相手の早いボールを狙った所にロブで返す練習をする。

サービスベースラインより奥に必ず返す。短いボールを取る練習をする、バックでもフォアに近い精度で打てるようになる。

守り特化型は速いボールはまず打てなくていいのでしっかり繋げられるようになることが大切です。これは小学生にも繋がることです。これが出来ればあとはのちのち速くて強いボールの練習をしていけばいいのです。しっかり基盤を作ることが大切です。

男子が特にですが速いボールやツイストスマッシュなどとにかく目立つプレーを好む子が多いです。(気持ちはわかりますが・・)

けど総じてそういう子は弱いです。ホントに強い子は基礎がしっかり出来てミスらず手札が多い子かと思います。

こういうのに気づくのって結構難しいですし僕自身学生の時にこんなに考えてテニスってしてなかったな~と。

子供達に教える機会に恵まれたから色々調べて考えるようになっただけ。

教えてくれる人がいる、指摘してくれる人がいるというのはありがたいことだな~と思います。少しでもこちらの言葉が届くようにこれからも頑張っていきたいと思います。

 

もう少しで世代交代が嫌でもやってきます。その時に最初頑張らなきゃいけない事、スタートダッシュを切れるかどうかが新人戦に繋がってきます。気持ち新たに2年生は頑張って欲しいと思います。